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八石山の自然・見どころ

八石山を彩る花々

にりん草 にりん草(沢コース中腹)

さくら さくら

あじさい あじさい(沢コース頂上分岐点)

山つつじ 山つつじ(第1展望台)

かたくり かたくり(かやかり場)

炭焼小屋(赤尾八石山頂より30M下部)

炭焼小屋

100年前の炭焼窯を復元し、当時の生活を再現しています。実際に、この窯で炭を焼いた事もあります。中で働く、夫婦の人形は「八石を守り親しむ会」会員の関夫妻・加藤夫妻が製作してくれました。表情豊かで、温かみのあるすばらしい人形です。

その他見所

八石十二神社祠 八石十二神社祠(南条八石山頂)

見晴観音 見晴観音(三ッ小沢コース中腹)

 

八石山からの絶景 南条八石山頂からの米山

八石山からの絶景 南条八石からの日本海

八石山からの絶景 南条八石からの妙高連峰

 

2015.10.7−登山者様からのレポート(詳細なレポートありがとうございました)





 

2015.7.13−登山者様からのレポート(詳細なレポートありがとうございました)

八石山縦走 何キロも続く夢のカタクリTrail 2015年4月18日

日本海からわずか12km内陸に位置し、標高518mながら多くの雪で覆われ雪解けが遅いという特異な自然環境の『八石山』。他では類を見ないほど実に豊かな植物が見られる。今回は、4月中旬に下八石山−中八石山−上八石山と縦走して初めて、そこが何キロにも渡る夢の『カタクリ・トレイル(登山道)』であることを発見した! 実に、縦走ルートの7割近くでカタクリを見続けることができたのである!

八石山縦走ルート図 縦走日:2015年4月18日(土) は今回の縦走ルート ● はカタクリの群生ポイント 縦走距離 約8km。 縦走の7割でカタクリが見られた! ※八石山(はちこくさん)は上八石山・中八石山・下八石山などからなる山の総称。 国土地理院発行1/25000地形図「法坂」より抜粋
縦走コースの紹介  ‘郛鯏仍蓋(Pあり)⇒上の駐車場 ⊂紊涼鷦崗⇒かやかり場 かやかり場⇒(峰コース)⇒見晴地⇒下八石山頂 げ屡石山頂⇒中八石山頂 ッ翦石山頂⇒(石川コース)⇒婆石展望小屋跡⇒八石城址 θ石城址 八石城址⇒雪割草の丘 ╂祿篩陲竜⇒小城址 小城址⇒石川登山口(Pあり)

●2012年4月22日のかやかり場この年は雪が多く残っていた


カタクリ・トレイル の見所
 

△やかり場 八石山で一番のカタクリ群生地。西側がカヤ原になっていて東斜面の日当たりが非常によく、最初にカタクリが開花する(写真左)。しかも花がみな同じ方向を向くので、その様は見事だ!今年は積雪が少なく開花が速かったため登山当日は開花のピークを過ぎていた。

 

だが、残雪が遅くまで残っていた窪みや日陰のカタクリはきれいに咲いていた。

げ屡石山頂→中八石山頂

高度が高くなるに従い尾根の登山道の両側にカタクリが延々と咲き誇っていた(写真右)
これはJコースやГ離魁璽でも同様だった。

   
上八石山周辺

ゾ緘石山周辺 この辺りは八石山でも山深いエリアになり、トレイルの中でも残雪が一番遅くまで残っていて、3か所ほどで登山道が数十センチの雪に覆われていた。残雪の近くでは堅いつぼみのカタクリが多く見られた(写真左)。ということは、まだしばらく花を楽しめるということだ。行けば必ずカタクリにお目にかかれることは魅力だ。

八石城址 雪割草の丘 小城址

θ石城址 かやかり場と共にカタクリの大群生地(写真左)。ここは雪解けが遅い分開花が遅れ、今回はこの日が盛期に当たっていて、最高のカタクリに巡り合えた。また、ここは日本海に面した柏崎市街の眺望も魅力となっている。

╂祿篩陲竜屐小城址

ここは山の開けていている所にカタクリが群生している(写真左)。
今回はカタクリの盛期は過ぎていたが、雪割草も見られた。

●八石山の麓から山頂、山頂からまた麓に至る縦走は、本当にカタクリ群生の続く夢のトレイルだった。想像を超えた世界がこんな身近にあったとは……。カタクリのみならず、多くの野草、新緑であふれる山行となった。


 

2013.5.21−登山者様からのレポート(詳細なレポートありがとうございました)

登山ルート別 八石山・「春の野草」花カレンダー

●=見られる時期で、丸の大きさは大きいほどよく見られることを表す
峰コース
3月
4月
5月
備考
上旬
中旬
下旬
上旬
中旬
下旬
上旬
中旬
下旬
マンサク(樹木)
 
山頂近くで長期間見ることができる
ショウジョウバカマ
 
 
 
 
カタクリ
 
 
 
 
=「かやかり場」でのカタクリは必見!
シュンラン
 
 
 
 

スミレサイシン
オオバキスミレ
 
 
 
タチツボスミレ
 
 
 
スミレサイシン
 
 
 
トキワイカリソウ
 
 
 
エンレイソウ
 
 
 
コシノカンアオイ
 
 
 
 
 
ヒトリシズカ
 
 
 
 
 
 
キクザキイチゲ
 
 
 
 
ヒロハテンナンショウ
 
 
 
 
 
 
杉林で見られる
ウラシマソウ
 
 
 
 
 
 
 
杉林で見られる
イワカガミ
 
 
 
 
 
 
 
 
沢コース&
三ツ小沢コース
3月
4月
5月
備考
上旬
中旬
下旬
上旬
中旬
下旬
上旬
中旬
下旬
マンサク(樹木)
シラネアオイ
残雪のため通行止め
サンカヨウ
 
山頂近くで遅くまで見られる
ショウジョウバカマ
残雪が残る沢ほど開花が遅れる
カタクリ
 
残雪が残る沢ほど開花が遅れる
シュンラン
 
オオバキスミレ
オオバキスミレ
 
タチツボスミレ
スミレサイシン
トキワイカリソウ
エンレイソウ
は素晴らしい!
コシノカンアオイ
 
 
シラネアオイ
 
 
は見頃
ヒトリシズカ
     
フタリシズカ    
 
キクザキイチゲ
 
ニリンソウ  
は見逃せない!
ヒロハテンナンショウ  
 
イワカガミ  
頂上近くで見られる
サンカヨウ
 
は素晴らしい!
 
石川コース
3月
4月
5月
備考
上旬
中旬
下旬
上旬
中旬
下旬
上旬
中旬
下旬
マンサク(樹木)
マンサク
データなし
オオミスミソウ
 
山頂近くの峰で遅くまで見られる
ショウジョウバカマ
 
カタクリ
は八石城址が特に素晴らしい!
シュンラン
 
 
オオミスミソウ(雪割草)
 
「雪割草の丘」では移植されたものが見られる
オオバキスミレ

ニリンソウ
タチツボスミレ
スミレサイシン
トキワイカリソウ
エンレイソウ
コシノカンアオイ
 
ヒトリシズカ
   
キクザキイチゲ
ニリンソウ  
イワカガミ  
は見頃

ショウジョウバカマ エンレイソウ ヒロハテンナンショウ

 

2013.5.21−登山者様からのレポート(詳細なレポートありがとうございました)

登山ルート別 春の八石山・野草図鑑
早春向き 峰コース<カタクリの群生と眺望が抜群>




登山日:平成25(2013)年4月14日(日)/峰コース往復/天候晴れ/気温23℃
コース概略: 南条登山口から峰伝いに「下八石山」に良くコースで、標高差約450m・距離片道3km弱。ここでの見所は途中にある「かやかり場」のカタクリ群生と見晴らしのよい「見晴地」。山頂はほぼ360°のパノラマが楽しめ、米山・黒姫山や、遠く妙高山・火打山などの他にも、苗場山や越後三山も見られる。
低山の割には遅くまで残雪で埋もれる「八石山」だが、このコースは比較的早くに雪解けとなる。その分開花も早い。「かやかり場」のカタクリは八分咲きだった(写真バック)

峰コースを彩る花々(発見順に、生えている環境もわかるように紹介)
ホクリクネコノメ   オランダガラシ   オオバキスミレ   ショウジョウバカマ

ホクリクネコノメ(ユキノシタ科)北陸猫目 登山口の水路脇で発見。淡い黄色が目印だが、黄色部分は花の苞。実が猫の目に似る。

 

オランダガラシ(アブラナ科)和蘭辛子 これも水路の近くで発見。いわゆる欧州原産の「クレソン」のこと。明治に伝わってきたらしい。

 

オオバキスミレ(スミレ科)大葉黄菫 登り口の横に毎年咲いて迎えてくれる黄色のスミレ。日本海側の多雪地帯に多い種。

 

ショウジョウバカマ(ユリ科)猩々袴 暗がりの斜面でよく見かける。ピンクや白の花は線香花火のように見える。

スミレサイシン   エンレイソウ   トキワイカリソウ   カンスゲ

スミレサイシン(スミレ科)菫細辛 長く伸びた茎の先に、繊細な花をつける。ハート形の葉先は尖る。

 

エンレイソウ(ユリ科)延齢草 大きな3枚の葉の中央から花が伸びる。茶色部分は花びらではなく萼。

 

トキワイカリソウ(メギ科)常盤碇草 日本海側の多雪地帯に多い種。船の錨に似た花が面白い。

 

カンスゲ(カヤツリグサ科)寒菅 細長く伸びる濃い緑葉はシュンランに似るが、こちらは細い。

カタクリ   キクザキイチゲ   シュンラン   コシノカンアオイ

カタクリ(ユリ科)片栗 春の妖精とも呼ばれる春を代表する花。気温が低い朝は閉じたままだったピンクの花弁が昼は反り返っていた。

 

キクザキイチゲ(キンポウゲ科)菊咲一華 全体に清楚な感じをあたえる花で、人気が高い。色は薄紫のほかに白もある。

 

シュンラン(ラン科)春蘭 日本を代表する野生ランで、黄緑色の花が心を虜にする。今回は花の盛期で、数多く発見することができた。

 

コシノカンアオイ(ウマノスズクサ科)越寒葵 土色の地味な花(写真左上の矢印)。多くは土中で咲くため見つけにくい。日本固有種のギフチョウ(写真下)の幼虫はこの葉を食草としている。実際に、飛んでいる姿を見つけた。だが、絶滅が心配されている。みんなで保護していきたい。

ギフチョウ
マンサク   マンサク   マンサク  

マンサク(マンサク科・落葉低木)満作 野草ではなく樹木の花だが、春一番に咲く花なので紹介したい。葉が出る前に花が咲く。写真左は残雪とマンサクの木。写真中央は花のアップ。下八石山頂の一角には、赤みを帯びた花を咲かせるマンサクもある(写真右)。こちらはアメリカ産のアカバナマンサクと思われる。

 



春を満喫 沢&三ツ小沢コース<多種の野草が迎えてくれる>

沢&三ツ小沢コース
登山日:2013年5月5日(日・祝)
[往路]沢→[復路]三ツ小沢コース
天候晴れ/気温18℃
コース概略:南条登山口から峰コースと同じ道を行くが、途中で沢伝いに行き、「下八石山」まで行くコース。標高差約450m。今回、下りは「赤尾八石」の展望台や見晴観音を通って南条口に戻る三ツ小沢コースを選択した。このコースは沢を行くので遅くまで雪が残るため、花の開花は全体に遅めになる。だが、花の種類が多く見られる楽しいコース。歩行距離は万歩計で1万1000歩だった。

沢コースを彩る花々
エンレイソウ   トキワイカリソウ   カタクリ   カタクリ

エンレイソウ 萼が赤みを帯びた個体。とてもきれいだった。

 

トキワイカリソウ この時期になると若葉が大きく育ってきていた。

 

カタクリ この時期のかやかり場のカタクリで、花は終わり、実をつけていた(写真左)。写真右は沢の途中で見つけた盛期のカタクリ

オオタチツボスミレ   ナガハシスミレ   ジロボウエンゴサク   キクザキイチゲ

オオタチツボスミレ(スミレ科)大立壷菫 八石山では仲間のタチツボスミレ、アカフタチツボスミレもある。

 

ナガハシスミレ(スミレ科)長嘴菫 距が1cm以上あり、天に向かってそそり立つ。別名「天狗スミレ」。

 

ジロボウエンゴサク(ケシ科)次郎坊延胡索 薄紅色の細長い、小さな花を複数つける。

 

キクザキイチゲ 白い花と薄紫色の花が並んでいた。この花は西洋のアネモネの仲間になる。

ヒトリシズカ シラネアオイ ニリンソウ

ヒトリシズカ(センリョウ科)一人静 1本の穂から白糸の様な花がつくのが特徴。八石山ではこの花の後に穂が2本のフタリシズカが咲く。

 

シラネアオイ(シラネアオイ科)白根葵 薄紫色の大きな花で人気が高い。花びらに見えるのは萼片になる。この時期は花の盛期だった。

 

ニリンソウ(キンポウゲ科)二輪草 白い5弁の花を通常は2個つける。1個や3個つけるものもある。川中美幸の歌でも有名。




三ツ沢コースを彩る花々
コシノカンアオイ   サンカヨウ   ショウジョウバカマ   オオバキスミレ

コシノカンアオイ この花は土色ではなく、朱色だったのでビックリ!
花は釣鐘状で中が空洞。

 

サンカヨウ(メギ科)山荷葉 傘のように広がった葉の上に、いくつもの透き通った花をつける。

 

ショウジョウバカマ この花は早春から晩春まで長い期間見られる。日陰の湿った所を好む。

 

オオバキスミレ 日当たりのよい所でよく見かける。黄色い花では春一番に咲くのでよく目立つ。

イワカガミ   イワカガミ   シラネアオイ   シュンラン

イワカガミ(イワウメ科)岩鏡 葉は鏡のような光沢があることから名前がついたとか。この時期はまだ蕾が多く(写真左)、開花していたのはわずか数輪だけだった(写真右)。山頂近くでこれから多く見られる。

 

シラネアオイ(左)とシュンラン(右)  このコースでも人気の2種を見ることができた。聞いたところ盗掘する人もいるとか。地質や環境が違うので盗掘して持ち帰っても根付かないので、是非やめてほしい。

チゴユリ   タニギキョウ?   ヒロハテンナンショウ   ウラシマソウ

チゴユリ(ユリ科)稚児百合 稚児の名の通り白いかわいい花をつける。これからが花の盛期。

 

タニギキョウ?(キキョウ科)谷桔梗 キキョウの花に似る。小さいのでよく見ないと見逃しそう。

 

ヒロハテンナンショウ(サトイモ科)広葉天南星 日本海側に多い種。緑色の花で、盛期はこれからだ。

 

ウラシマソウ(サトイモ科)浦島草 長い髭があり、これを浦島太郎の釣り糸に見立てて名がつけられた。




長く楽しめる 石川コース<色々な意味で変化に富む>

長く楽しめる石川コース<色々な意味で変化に富む>
登山日:2013年4月29日(日・祝)
石川コース往復/天候晴れ/気温19℃
コース概略:石川登山口から小城址・八石城址を通り、「上八石山」の先、「中八石山」を目指すコース。「中八石山」は4つある八石山のピークの中で一番高い山。登山道はロープが必要な急坂もあり、木々に囲まれた森林帯もあり、変化に富む。見られる野草も種類が多く、総合的に変化に富むコースといえよう。高差約450m。一番距離が長いコースで、万歩計では1万8500歩だった。

石川コースを彩る花々
カキオドシ   アマドコロ   オオミスミソウ   オオミスミソウ

カキドオシ(シソ科)垣通 紫色の唇形をした花。花が終わると茎が伸び、垣根を超えるとか。

 

アマドコロ(ユリ科)甘野老 筒状の花が垂れ下がるようにつく。茎は途中から角ばるのが特徴。

 

オオミスミソウ(キンポウゲ科)大三角草 俗に言う「雪割草」の代表がこれ。新潟県にはオオミスミソウとミスミソウが自生している。どちらも葉の先が尖っている。ここは地元の中学生が移植してくれた。大切にしたい。

タチツボスミレ   スミレサイシン   オオバキスミレ   チゴユリ

タチツボスミレ(スミレ科)立壷菫 日当たりを好む。これは花が白。

 

スミレサイシン 花茎をのばして咲く。葉は花の後から伸びる。

 

オオバキスミレ 日本海側に多い、葉が大きめの黄色いスミレ。

 

チゴユリ 林間の暗所に咲く。花言葉は「恥ずかしがりや」とか。

コシオカンアオイ   コシノカンアオイ   ヒトリシズカ   トキワイカリソウ

コシノカンアオイ このコースでも発見できた。写真右は恐らく蕾だと思う。まるでウズラの卵のような形をしていた。これから先が開くのだろう。

 

ヒトリシズカ 最初見た時は奇妙な花だと思うが、心を奪われる。

 

トキワイカリソウ キバナイカリソウに似るが、区別は難しい。

カタクリ   イワカガミ   ナガハシスミレ   ショウジョウバカマ

カタクリ 八石城址の群生。ここでは遅い時期まで花が見られる。

 

イワカガミ ここではもう咲き始めていた。これからが開花の本番。

 

ナガハシスミレ 見事な群生。距が天狗の鼻みたいに長いスミレ。

 

ショウジョウバカマ ここでも発見。猩々とは架空の動物のこと。

アズマシロカネソウ   エンレイソウ   エゾタンポポ   ニリンソウ

アズマシロカネソウ(キンポウゲ科)東白銀草 2色の小さな花をつける。沢沿いで見つけた。

 

エンレイソウ このコースでも至るところで見られた。大きな葉が3枚で、一見、大葉のように見える。

 

エゾタンポポ(キク科)蝦夷蒲公英 総苞の形から日本固有種のエゾタンポポと思われる。

 

ニリンソウ 登山口に戻ってきた所に咲いていた。開花時期の本番はこれから迎えるところだった。




こんな花にも巡りあえます!綺麗な花をつける樹木もあるよ
キランソウ   ニシキゴロモ   ミヤマナルコユリ   フタリシズカ

キランソウ(シソ科)金瘡小草 全体に細かな毛で覆われている感じが特徴。唇形の花を数個つける。

 

ニシキゴロモ(シソ科)錦衣 同じシソ科のキランソウに似るが、こちらは山地に多い種。花は白っぽい。

 

ミヤマナルコユリ(ユリ科)深山鳴子百合 花の付き方からして、ミヤマナルコユリと思われる。

 

フタリシズカ(センリョウ科)二人静 ヒトリシズカが咲き終わった後に咲き出す。花の穂が2本出る。

マルバコンロンソウ   ユキツバキ?   ヒメアオキ   ヤマザクラ

マルバコンロンソウ(アブラナ科)丸葉崑崙草 ありふれた感じで見落としやすいが、よく見ると可愛い。

 

ユキツバキ?(ツバキ科・常緑低木)雪椿 ヤブツバキとよく似ていて区別が難しい。八石山に多い。

 

ヒメアオキ(ミズキ科・常緑低木)姫青木 赤い実をつける樹。茶色の花は雄花になる(雌雄異株)。

 

ヤマザクラ(バラ科・落葉高木)山桜 山地に咲くサクラ。素朴な美しさで根強い人気がある桜。

ヤマボウシ   ツクバネウツギ   ハナイカダ   モミジイチゴ

ヤマボウシ(ミズキ科・落葉高木)山法師 下八石山頂に、この樹と休憩所「やまぼうし」がある。

 

ツクバネウツギ(スイカズラ科・落葉低木)衝羽根空木 名前は実が羽根衝きの羽根に似ているから。

 

ハナイカダ(ミズキ科・落葉低木)花筏 ロマンチックな名は、ナント葉の真ん中に花がつくため。

 

モミジイチゴ(バラ科・落葉低木)紅葉苺 別名「キイチゴ」。朱色の実をつける。葉はモミジ形。

タニウツギ   クロモジ   ウラジロナナカマド   マロニエ

タニウツギ(スイカズラ科・落葉低木)谷空木 鮮やかなピンク色の花が目を引く。茎は中空になる。

 

クロモジ(クスノキ科・落葉低木)黒文字 細かな黄色の花が密集する。楊枝の材料になるとか。

 

ウラジロナナカマド(バラ科・落葉低木)裏白七竈 葉の裏が白っぽいのでこの名がついた。

 

マロニエ(トチノキ科・落葉高木) 和名は「西洋杤木」南欧原産の樹がなぜか山中に植えられていた。


◎ここで紹介している草花は各登山日に撮影したものです。開花時期は年によってずれが生じます。
◎植物は似たものが多く、学術的見地から正確に区別することは大変難しいものです。ここではあくまでも参考程度にご覧ください。

 

登山者様からのレポート(詳細なレポートありがとうございました)

コシノカンアオイ・シュンラン群生にも感激! 八石山登山「峰コース」レポート




●多種の花が見られる八石山
 毎年登っている「八石山」。標高518mと高くないにもかかわらず、花の種類が多いのでまた登ってみたいと感じさせる山だ。特に、春はマンサクから始まり、ショウジョウバカマ、カタクリ、シュンラン、キクザキイチゲ、ヒトリシズカ、フタリシズカ、ニリンソウ、シラネアオイ、サンカヨウと挙げたらきりがないほどで、過ぎゆく季節に合わせて花が咲き乱れる……その待ち遠しい八石山の春がようやく巡ってきた。

●登山開始!
 雪解けの遅い八石山で、一番に雪解けを迎える南条(みなみじょう)口から入った先にある駐車場へ行く。すでに10台近い車が停まっていた。この上にも10台ほど停められる駐車場があるが、この時は雪で途中が通行止めになっていた。
※上の駐車場までは、山麓を迂回しながら行くので車でも約10分かかる。途中の道幅は狭く車がすれ違うのに一苦労。それを考えたら下の駐車場に車を置いて、うっそうとした杉木立の登山道を歩いた方が気持ちよい。時間も20分くらいだし、日陰や湿地を好むサトイモ科の野草など(開花時期は5月以降)が見られるのもうれしい。
登り口にはストックが用意されていて、誰でも使えるようになっていて有り難い。使用後はきちんと戻しておこう。
登り口にはストックが用意されていて、誰でも使えるようになっていて有り難い。使用後はきちんと戻しておこう。

●山を彩る早春の草花  
 さて、いよいよ登山開始。途中で見つけた草花を発見順に紹介しながらレポートを進めていくが、花を探しながら写真撮影をしていくと、知らないうちに登っているので疲れを感じることもない。
《南条登山口の下の駐車場⇒上の駐車場》
よく整備された登山道、地元の方々に感謝  この間は杉木立が陽を遮り、日陰を好む草花や日陰にも強い草花が見られる。ここでは陽当たりを好むカタクリはあまり見られない。
 2年前に来たときは大雪の年で登山道が残雪に覆われていたが、今年はすっかり消えていた。春先の八石登山で力を発揮するのは意外にも長靴。雪上や雪解け水で登山道がぬかるんでいるときは強い味方となるからだ。

オオバキスミレ(スミレ科)大葉黄菫 オオタチツボスミレ(スミレ科)大立壷菫 ショウジョウバカマ(ユリ科)猩々袴

オオバキスミレ(スミレ科)大葉黄菫 登り口の横に毎年咲いて迎えてくれる黄色のスミレ。オオバとつくキスミレは日本海側の多雪地帯に多い。

オオタチツボスミレ(スミレ科)大立壷菫 タチツボスミレに似るが、葉が大きめで先が丸いことからオオタチツボスミレではないかと思われる。

ショウジョウバカマ(ユリ科)猩々袴 暗がりの斜面でもよく見かける。ピンクや白の花が線香花火のように見える。「猩々(しょうじょう)」とは中国の伝説上の動物とのこと。

スミレサイシン(スミレ科)菫細辛 エンレイソウ(ユリ科)延齢草 ヒメアオキ(ミズキ科・常緑低木)姫青木

スミレサイシン(スミレ科)菫細辛 葉先が尖る。

エンレイソウ(ユリ科)延齢草 これからが盛期。

ヒメアオキ(ミズキ科・常緑低木)姫青木




《上の駐車場⇒かやかり場⇒
沢コースとの分岐点》
 急に目の前が開けたら、そこは上の駐車場。陽を受けてピンク色に輝くカタクリが登山者の眼に飛び込んでくる。
 ここで小休止した後、階段状に整備された登山道(写真上段左)を10分ほど登っていくと、八石随一のカタクリの群生地『かやかり場』に到着する!(写真右)
 かやかり場までの登山道はずっと陽当たりがよく、カタクリはもちろんのこと、多種のスミレやイカリソウ、キクザキイチゲなど、色鮮やかな花々を見ることができて楽しい(写真上段右)
階段状に整備された登山道
色鮮やかな花々を見ることができて楽しい
カタクリの群生地『かやかり場』
スミレ スミレサイシン トキワイカリソウ

スミレは、やはり日だまりがよく似合う。登山道の傍らにはキスミレやタチツボスミレ、スミレサイシンなど、多くのスミレが見られる。

スミレサイシン 長く伸びた茎の先に、淡紫色の柔らかそう(繊細)な花をつける。ハート形の葉先は尖っていて他と区別できる。

トキワイカリソウ(メギ科)常盤碇草 多雪地帯に多い種。葉のつき方は2回3出複葉。キバナイカリソウとの区別が難しい。

カンスゲ カタクリ キクザキイチゲ

カンスゲ(カヤツリグサ科)寒菅 細長く伸びる緑葉はシュンランに似るが、こちらの方が細い。葉は冬でも枯れない。日本固有種。

カタクリ(ユリ科)片栗 「春の妖精」とも呼ば れる春の代表花。朝気温が低い朝は閉じた ままだったピンクの花弁が反り返っていた。

キクザキイチゲ(キンポウゲ科)菊咲一華 日本海側の多雪地帯に多い種。全体に清楚な感じをあたえる花で、人気が高い。


 かやかり場は、かやぶき屋根の材料のカヤを刈り取る場所だ。この時期カヤは冬枯れのままなので陽当たりがとてもよい。まさにカタクリの生育にはもってこいの場所だ。 エンレイソウ
木のベンチ  ここには木のベンチが置いてあり(写真左)、心ゆくまで満開のカタクリ眺められる。にくいね!
 絨毯のように広がるカタクリ群落に見とれていると、足下に栄養が行きとどいた大きく育ったエンレイソウを発見した(写真右上)。他にもキクザキイチゲが咲いていた。
 かやかり場から15分ほど登ると、沢コースとの分岐点に到着する。ここにもベンチが置いてある。分岐点の左手を行くと沢コースになるが、この日はロープで通行止めになっていた。見ると沢コースの谷あいの登山道が残雪で塞がれていて、滑ると谷底へ転落しそうな状態だった。
※2週間後のゴールデンウィークの頃には雪は消えていて通行可能だった。



《沢コースとの分岐点⇒見晴地⇒山頂》
沢コースとの分岐点
 峰コースは、分岐点から少し急な登山道が続くが、道がよく整備されていて登りやすい。しばらく行くと見晴らしのよい場所に出る。「見晴地」だ。ここからは、雪の米山や黒姫山の刈羽三山が間近に、天気がよければ遠く妙高山や火打山、焼山、信州黒姫山などの山々を見ることができる(写真下左)。また柏崎市街や日本海(写真下右)が、その先には佐渡島も見える好スポットだ。

見晴地からの眺め

ショウジョウバカマ キクザキイチゲ ヨソゴのように見えるが、正確なところは不明

色の濃さが違う2つのショウジョウバカマ。

こちらのキクザキイチゲは花が白色。

赤い実をつけた低木を発見。ソヨゴのように見えるが、正確なところは不明




 頂上まではここから尾根を行くことになるが、険しいところには階段やロープが設置されてあり、雨水が溜まって道がぬかるみそうなところには排水溝が掘られ、道がよく整備されているので有り難い。しかも周囲は広葉樹林帯なので、この時期は多くの木々が裸樹の状態なので、陽当たりもよく、眺望もきき、山歩きが楽しい。頂上に近づくにつれ残雪が所々残っていたが、春の訪れを待ちわびていたかのように全山芽吹き状態で、まさに春真っ盛り! だった。
頂上まであと10分の標識
頂上まであと10分の標識
シュンラン カタクリ カタクリの蕾

シュンラン(ラン科)春蘭 日本を代表する野生ラン。今回は花の盛期で、数多く発見。

カタクリ 頂上はまだ寒いので、近づくにつ れ、花の数は確実に少なくなっていった。

カタクリの蕾 山の上の方や残雪が多いとこ ろは蕾が多く、これからが花の本番となる。


 今回は、丁度シュンランの開花時期に重なっていたようで、花をつけた株を多く見つけることができた。そして、春の女神とも称さ れるギフチョウの幼虫が好んで食べる「コシノカンアオイ」の花をついに発見できた! 葉はよく目にするものの花を見たのは初めて で、全員が大感激した! コシノカンアオイ コシノカンアオイの葉と花

コシノカンアオイ(ウマノスズクサ科)越寒葵土色の地味な花。多くは土中で咲くため見つけにくい。まずは葉を探してみよう。

コシノカンアオイの花と葉。矢印先のこげ茶 色が花。同行者の最初の感想は、「えっ、こ れが花!?」でした。葉は濃い緑色で厚い。

※新潟県ではまだ見られやすいギフチョウだが、全国的には絶滅の危機に瀕している。この時期は捕虫網を持った人をよく見かけるが、保護 に協力してもらいたい。 マンサク
 周りを見渡すと春の到来を一番に告げる花、マンサクがまだ残っていた。黄色いひものような花は見栄えはよくないものの、見る者を引きつける何かを持っていて心を和ませてくれる。

マンサク(マンサク科・落葉低木)満作 春一番に咲く花として有名。下八石山頂近くに多く見られる。山頂の一角には、赤みを帯びた花を咲かせるマンサクもある(写真下)。アメリカ産のアカバナマンサクか?

残雪の左先に頂上小屋の屋根  気がつけば残雪の先に頂上小屋の屋根が見えてきた(写真左)。とうとう山頂に到着したのだ!  登り始めてから140分。だが、花を愛ながらの登山はあっという間だった。 アメリカ産のアカバナマンサクか?



山頂からの眺め 豆の木小屋・やまぼうし
  《下八石山頂》
 山頂では雄大な眺望が待っていてくれた。米山、黒姫山はもちろん、遠く越後三山(写真左)や苗場山などが見渡せた。

 気温が一気に上昇したので多少霞がかっていたが、早朝に登ればもっとクリアな景色が見られたことだろう。山 頂ではお握りを頬張り、熱いコーヒーを飲んでゆったりした時間を過ごし、午後1時10分に下山を開始した。帰りも花を探しながらゆっくりと下りてきたため50分ほどかかったが、心から春を満喫した一日となった。
  さて、これからは八石山の春の野草シーズン本番を迎え、多くの野草が咲きだす。次はどんな花に巡りあえるのだろうか? 今から楽しみだ。
<参考までに、峰コースの所用時間は通常だと登り75 分>

●こんなものも見つけたよ!

キノコ(サルノコシカケの仲間?) シメジ型のキノコ ホクリクネコノメ

キノコ(サルノコシカケの仲間?)。キノコは菌類に属する生物。種類が多い。

シメジ型のキノコを発見。食用のキノコか毒 キノコかを見極めるのは難しい。

ホクリクネコノメ(ユキノシタ科)北陸猫目下山した水路の近くで発見。黄色が目印。

オランダガラシ キクザキイチゲの群生 ニホンカナヘビ

オランダガラシ(アブラナ科)和蘭辛子 「クレソン」で知られる欧州原産の外来種。

キクザキイチゲの群生。駐車場の近くに咲いていた。「キクザキイチリンソウ」とも言う。

ニホンカナヘビ(カナヘビ科)日本金蛇 カナヘビは肌がザラザラした感じが特徴。


県外からも大勢の登山客が訪れる八石山 ●県外からも大勢の登山客が訪れる八石山
 シーズンには県外ナンバーの大型バスが何台も来るほどの人気なのが「八石山」。その理由はよく整備された登山道と、豊富な植物群のようだ。登山コースも複数あり、案内標識や駐車場・トイレ等が完備されている(写真左:南条口の駐車場とトイレ)